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執筆者の写真鵜飼 孝

患者の望みを聞き出す

振り返り研修3回目


今日研修医が選んだテーマは


「患者の望みを聞く」


でした。研修医がお互いにドクター、患者役をしながらコミュニケーションの取り方を確認しました。


一方的に説明するのではなく、いかにして患者の考えを聞き出すのか。

患者に話してもらう時間、話しやすい環境を作ることが必要。


では、患者に話してもらうことで、患者に何を考えてほしいのでしょうか。




よく、「歯医者に歯を抜かれた」、「歯医者で歯を抜いてもらった」という話を聞きます。

抜かれたと言われたくないので、歯科医はしっかりと説明しようすることが多い。

しかし、どれだけ説明しても方向性を間違えていると徒労に終わってしまいます。


大切なのは

治療するにあたり、いかにして患者に気づきを与えるかです。

  患者の歯の価値観を高めた上で

    抜かなければならない理由

    抜かなくてはならない状況になってしまった理由

    患者がこれからすべきことは何なのか


患者がこれらを理解すると、自然と「歯医者で歯を抜いてもらった」となるのでないでしょうか。そしてこう思わせてあげることは患者にとってとても大切なことなのです。



   抜くことになったことに対する

     後悔

     反省

     自己責任の自覚

     改善

   などが芽生えさせることにより、


患者が口腔に関心を持ち、自己管理の必要性を理解できるようになります。反省と感謝の気持ちを患者に与えることは我々の仕事のひとつであると思います。これにより患者の行動が変わることに期待したいですね。

  

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